episode9会話
私のブログを読んでくださった方は、
妻と私は仲が悪いと思われるかもしれません。
ですが、仲はいいんです。
仕事中は別々の部屋ですが、食事の時や、普段は笑いながら話すことが多いです。
でもそんな笑いながらの会話の空気が変わる時はいつも決まっています。
それは妻が会話を先読みするからです。
妻は非常に頭の回転が速く、常に会話の先を読んでしまいます。
私はと言うと、なるべく正確に伝えようと、常に考えながら話すので、
どうしても話す「間」がゆっくりになってしまうんです。
その時の雰囲気や空気を伝えたいために、余計な事を話すからかもしれませんが…。
食事の間や食後、そんな私の話を聞いている妻は、
話の途中でその先を読み「で、こうなんでしょ?」とか、
もしくは勝手に想像して「それはこうしなきゃ」って言ってきます。
でも、だいたい私が話したいことはちょっと違うんです。
ちゃんとストーリーを考えて話しているのに、考えていることが台無しになるんで、
つい「落ち着いて聞いてくれる?」とか
「勝手に想像しないでちゃんと聞いてくれる?」って言ってしまいます。
そうすると途端に妻の表情が変わり始めます。
少し顔が紅潮し「早く喋ってよ!!」と口調まで変わってしまいます。
私としては、ちょっとでも笑ってもらいたいって思いで話してるんですが、
妻の強い口調で、それまでの気持ちが一瞬でどっかに飛んでしまいます。
笑ってもらいたい気持ちが強いほど、余計に遠くへ飛んでいってしまいます。
妻にもそれが伝わるんでしょうか。
それがきっかけで、険悪な空気になり、無言の食事に変化してしまいます。
無言の食事は美味しくないです。
それだけで終われば、すぐに仲直りできるのですが、
例えば、二人のうちどちらかが腹立ちまぎれにお茶碗や湯飲みを音を立ててテーブル
に置いたりすると、もう大変です。
言い合いが…
言い争いになり…
怒鳴り合いに変化してしまいます。
結局、私が折れることになるんですが…。
以前、「どうしてそんなに会話を急ぐの?」
「どうして勝手に想像して話すの?」って聞いたことがあります。
妻曰く、
「あなたの話すのが遅いからよ!」ってことだそうです。
会社勤めしている時はそんなこと、言われたことは一度もなかったですが…。
でも…
私の話の先を、勝手に想像して返事してくれる…
こんな妻のことが大好きです。。。